北京西→シンセン経由で香港へ列車の旅|T107次に乗ってみた。
野暮用で北京から香港へ一時戻ることになり、北京に来たときに利用した直通列車のチケットを買おうとしたのですが、出発日の2週間前を切っていた頃で、運悪くすでに売り切れ!(2日遅らせれば空席があったのですが。)また、飛行機のチケットもギリギリなのでちょっと高額。。
それなら、国内夜行列車の軟臥(ソフトベット)をなんとかゲットしよう!と発売10日前まで待つことにしました。
(国際列車は1ヶ月前、国内列車チケットは10日前から販売開始です。)
発売開始日の9時きっかりにチケットが買えるように、カウンターで8:55にオーダー。
販売員の人がコンピューターで処理してくれるも、9:00を少し過ぎてひとこと、「売完了:マイワンラ」売り切れだよ、と。
ん~どういうことなのでしょうか!?
今がまさに、発売開始なんでしょう??と。。
この後に知ったのですが、国内線のソフトベットのチケットは、まず旅行手配会社が優先的に抑えているそうで、30~50元以上の手数料を払って手配会社を経由しないと確実に買うことはできないそうなのです。
つまり、個人で火車票のカウンターに行ってゲットできる代物ではないそうな。。なんじゃそりゃ~。
(運がよければ、出発当日に売れ残りを駅で買えることがあるらしい。。)
今回はやむなく、硬臥(ハードベット:3段式の一番下)のチケットでシンセンへ行くチケットを購入。シンセンからは、香港の地下鉄に乗り換えてホンハムへ抜けることにしました。
■T107 北京西 > 深圳(シンセン)
硬臥 下段 467元(約5,600円)
※中段、上段ベッドは価格が少し安くなります。
夜20時発、約25時間列車の旅です。
T107シンセン行きは、5候车室なだ、と。
一番奥に改札口があります。
荷物を置く場所を確保するため、荷物の多い人は出発のずいぶん前から改札口に並んでいますが、荷物の少ない人は乗車開始のアナウンスが始まるまで座っていました。
フロア横は一面に売店が。
でも、買っている人が少なかったのでもしかしたら高いのかな?
私は駅に着く前に街中の安いコンビニでお菓子やパン、お水、カップめんを調達しておきました。
このあと、無事に車内に乗り込みましたが、周りはほとんど中国人男性。
私の中国語はこの時点でまだカタコトだったので、ダンマリを決め込んで周囲の人と全く話をしませんでした。女子一人で乗り込むのはまだまだ、なかなか緊張しますねぇ。
周りの人も察してか、あまり話しかけずにそっとしておいてくれました。私のことを無愛想な中国人と思ってくれてたみたいです。
20時出発の夜行列車は、出発して程なく消灯、翌朝を迎えます。
朝になってようやく車内の写真を撮っていないことに気付く。
寝ていたベットからパシャッと。
人が多く写りこむのでなかなかカメラを思う場所に向けられません。。
今から約13時間も、何しよう。。
中段、上段のベットだと、寝ることしかできず、起き上がって座っていることが出来ないので、通路の座席に座ることが出来ます。
でも、座席は中段・上段の2人に対して1つしかないので、必然的に、下段のベットにも座ってくる人がいます。
これは、暗黙の了解でゆるしてあげることになってるのだそうです。
ゴロゴロして体が痛くなったので途中駅でホームに降りてみました。
ゆでトウモロコシの屋台も出ていたり。
タバコを吸う人が多かったので、煙たくてすぐに車内に戻ってしまいました。
夜はすこし予定が遅れて9時半頃にシンセンに到着。
いやーっ、暇で暇で仕方ありませんでした。
本も読み尽くしちゃって、何するにも一人なのでどうにもしようがありませんね。
ようやくシンセンの駅を出れたのが22時。
標識に従って、香港へのイミグレーションへ向かいます。
このあと、イミグレを抜けて、羅湖(ローウー)駅から香港へ。
中心部に着いたのは夜中の12時ごろでしたでしょうか。
いやはや、前回は15時出発15時着の便だったので、睡眠時間が真ん中にあって、ちょうど半日ずつ過ごせばよかったのですが、今回はいきなり睡眠時間からはじまったので、おきてからの13時間がなかなか苦痛でした。。。
次回は友達と乗車するとかで無い限り、もう利用したくないなぁ。。
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